休日の夜放映されていたので録画観賞した。東北のとある藩を舞台にした時代劇映画。
ストーリーは、北大路欣也扮する主人公の武士“三屋清左衛門”が用人屋敷で隠居生活をするという内容。主人公は無外流中根道場の友人“佐伯熊太”とともに身近に起こる事件に挑む。
ある日、主人公は惨殺された普請組“大関泉之助”の葬儀に出くわす。“大関泉之助”は斬り合った相手と相打ち死とされたが、刀傷が背中にあるなど不審な点があった。主人公が実父“赤松東兵衛”と調べを進めると“赤松東兵衛”も斬殺される。主人公の調べでは、組頭“丹羽内記”の汚職と行き過ぎた派閥人事が浮かび上がって来る。
山下智彦監督の映画は初めての観賞。田舎の藩の汚職と派閥人事による忖度殺人がミステリアスに演出されていた。武士の身分を捨て百姓となった“赤松東兵衛”役の伊吹吾郎の演技が良かった。
